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前記事より続きます。
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築地市場場内エリアには「仲卸」と呼ばれる業者が店を構えている。かつて1600を誇ったその店舗数は、いまや約630程度に減ってしまったらしい。そして「仲卸売り場」は、今年11月に東京豊洲へ移転する。消え行く「東京の胃袋/台所」と言われた築地市場、中でもその中心「仲卸売り場」を、是非ともその移転前に訪れたかった。
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仲卸業者とは何か?それは、漁師などの漁業従事者と、飲食店やスーパーなどの小売店との間に位置する、いわば中間業者だ。「じゃ、中間業者を経由することなく、漁師から直接買えばもっと安く魚が手に入るのでは?」と思うかもしれない。しかし仲卸業者の仕事は単に「右から左へ魚を転売すること」ではない。
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それぞれの仲卸は狙った水産物を競りおとす。次は自らの店舗で、自らの顧客に合わせて、それを販売するために必要なサイズにしたり、パーケージにしたり、様々な加工を施し商品化する。(例えば、一軒のすし屋が、まるごと一匹のマグロなど購入できないですよね)
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そして見逃せないのは、ここでの彼らの値付け(=プロとしての確かな目利きに基づく)が、日本における、水産物の市場価格に直接つながっているということだ。このように、仲卸業者の存在はいろいろな意味で重要なのだ。

この「場内、仲卸売り場」はプロに向けての市場ではあるが、一般の人も立ち入ることができる。(もちろん購入することも)ただし、いくつか「決まりごと」があるようなので、事前に調べた。
  • 一般人は午前9時以降のみ入場可
  • 大人数での入場は不可
  • 大きな荷物の持ち込みは不可
  • 撮影に関しては三脚、フラッシュ使用不可(刃物を扱うので、不用意な光が事故を起こす可能性があるとも)
当然ここは商売が行われる場所なので、それを邪魔することはできない。そして狭い通路を、「ターレ」とよばれる電動の運搬車がひっきりなしに走り回る。(かなりのスピードで走るので、実際には事故もあるらしい)
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ターレもそうだが、ここでは「人より魚が優先」が暗黙のルール。

ここまで書くと「場内はピリピリしてやばいところだ」との印象を持つかもしれない。しかし実際は、ルールを守っている限り何も問題はない。活気あふれる場内の様子や、働く人々のいきいきとした様子を実際に目の当たりにできて最高だったし、おまけに元気と活力を大いに与えられた。

午前10時ころになり、仲卸業者は店を片付け始める。発泡スチロールの白い箱の数は景気のバロメーターだそうだ。
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↑個人的に、これがこの日のベストショットだった。

撮影にあたって事前に予想したのは、「常にターレや通路の混雑を気にしてながら撮る必要があるので、じっくりと構図を検討したり、設定を調整する余裕はないはず」ということだった。そんな中、レンズにはシグマ24-105mm artを用意した。(より軽量なニコン18-35mmズームも考えたが、手振れ補正機能がなく不安だったので却下)

実際に何本もの狭い通路に囲まれた場内は思ったより狭くて暗く、シャッター速度も稼げないので撮影にはよくない条件。そんななか、シグマ24-105mm artの手振れ補正機能が頼もしく感じた。ほかにも夜景を撮るのが好きな自分にとって、これは最強スナップレンズかもしれない。

10時を過ぎて仲卸売り場を出ると、雨脚が強くなっていた。
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腹ごしらえしようと飲食店を目指したがどこも大行列。仕方なくあきらめたのであった。その内あらためて「築地市場食べ歩き」でもやろうかな?

実は築地市場にはもうひとつ見たいものがある。それはマグロの競り。これも見学できるのだ。しかしその受付は朝の5時から。これは簡単にいけそうもないなー。

P.S. この記事を書いていたら、また↓が頭の中でグルグル回りだした。ギャ~~とめてくれ~~~(笑)
さかな さかな さかな~ さかな~を食べ~ると~ あたま あたま あたま~ あたま~が 良く~なる~


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