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富士五湖のひとつ、精進湖(しょうじこ)に行ってきた。

フッフッフ。。実は「紅葉と富士山」、「夕焼けと富士山」、「星空と富士山」、この三つを一挙に楽しみたい&撮影したいと、精進湖に狙いを定め、11月に入り虎視眈々とチャンスをうかがっていたのだ。

富士山周辺の紅葉シーズンが終わりかけていること、10月末の富士山初冠雪時の雪はとけてしまったものの、今週末に降った雨が富士山頂で雪になったのでは?と予想したこと(やっぱり冠雪した富士山頂は魅力的)、そして新月直後ということなど、あれこれ条件を考慮すると、今年最後の「星撮影チャンス」はこの週末までだと思われた。(昼間の富士山には再度行きたいが)

う~む、最近は週末ごとに天気が悪くなる。しかし雨が降ると思われた先週末、予報が「この日(11/15日曜)の精進湖付近は午後から天気が回復し快晴」へと変更された。念のため当日の朝、再度複数の予報やGPV予報を確認してみる。。 むむ、こっこれは間違いない!!天気の回復を100%確信したのであった。

「いつ行くの?今でしょ!」正午に家を出発し、渋滞にも巻き込まれず午後2時半には精進湖に到着した。
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精進湖は富士五湖のなかで一番小さな湖。北湖畔からの眺めは「子抱き富士」が有名。手前に見える大室山(1468メートル)を富士山がだっこしているようにみえることから、そのように言われている。ここは快晴、富士山は少し冠雪している。そしてなんといっても空気が澄んでおり、思い切り深呼吸したくなる。

湖畔は程よく紅葉した木々に囲まれているが、真紅のもみじは数箇所だけだった。
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NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED
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日曜日にもかかわらず湖畔には人もまばら。キャンピングカーで訪れる人や釣り人の姿も見える。静寂の中、マッタリと時間だけが流れていく。
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 NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED
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この日は3本のレンズを持参した。星撮り用の「20mm f1.8」はもちろん、昼間の撮影用として最近お気に入りの「70-200mmf4VR」と、そして今回改めてその実力を測りたかった「18-35mm f/3.5-4.5G」(手振れ補正無)。なぜならこれらを「昼間の風景撮影用常用レンズ」としたかったからだ。

ところで、泣く子も黙るニコンの大三元レンズ「24-70mmf2.8VR」がつい最近発売された。文句のない画質だろうし大いに気になる。それでもやはり問題は重量と価格。なかでも価格は約25万円!!(今日現在) こんなのおいそれと手が出せるわけないぞ。大口径f2.8でなくていい、f4くらいで軽量・安価な高性能標準ズームは発売されないだろうか?

今回はそんなこともあり、風景撮影において35mm~70mmの標準域がすっぽり抜けた広角域&望遠域だけで、意図した画を撮影出来るのかも確かめたかった。

結果、撮影には不都合を感じなかった。もともと好みの画角・焦点距離がそうだったのかもしれない。また「18-35mm f/3.5-4.5G」の画質にも大いに満足した。ただこのレンズ、「少し暗め&コントラスト高め」に描写する傾向があると感じる。このレンズを使うときには、いつもより少し露出補正を明るめに設定し、コントラスト、明瞭度を少し下げた方がよさそうだ。

紅葉した木々が反射して湖面を黄金色に染める。
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富士山ド~ン。 こうしてよく見ると、富士山って本当に神々しい。
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「70-200mmf4VR」はやっぱりゴキゲンなレンズ。VRも頼りになり、手持ち望遠写真でもシャキっとした解像感を味わえる。またボディー側で撮影範囲を縮めて倍率を上げる「DXクロップ(1.5倍)」も問題なく使えた。200mm×1.5=300mmを使えるのは大きい。(DXクロップでは画素数が減少するが、A3サイズ以下で印刷する場合はD750の画素数で問題ないかも)

そろそろ日が落ちてきた。この日の日没は4時半頃。

「精進湖[2] 富士山と夕焼け&星空篇」へと続く。。

P.S. 写真のキャプション「18-35mm f/3.5-4.5G」が無いものは、全て「70-200mmf4VR」を使用した。

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